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“なかとりもち” として

クツ

ケンブリッジ大学で、中国の温家宝首相に『クツ』が投げつけられたというニュースを目にしました。

人が話をしているときに『クツ』を投げつけるという行為の是非は、論をまたないと思います。

しかし、「どうして大学は独裁者に屈したのか」というこの方の言葉には、本当に悔しいのだろうな・・・と同感をしてしまいます。チベット侵略への抗議活動も大学の周辺では行われていたとか。

中国共産党の1党独裁。
果てしなく広がる貧富の格差。
中華思想に基づく近隣諸国への侵略と圧力。
北京ではずさんな審理に抗議する弁護士511名の署名が裁判所へ提出もされています。

私たちの国と、かの国との間には尖閣諸島の問題や、原子力潜水艦の不法侵入、空母建造など、安全保障上とてつもなく重要な問題が山積しています。もちろん他の国との関係でもまだまだ重要な事は山ほどあります。

経済、経済と、自分の財布の中のことばかりを声高にさけび、内紛のごとき党の主導権の争い、更にはその党の中でのイニシアチブを誰がとるかという派閥の争いなどをしている場合では無いと思います。
国民も私たちの国にとって、何が最も大事で、今喫緊に何をしなければならないのか。この事を真剣に考え、行動を起こしたいものです。

明治を生きた志士の『こころ』が今の世の中には、もっとも必要なのかもしれません。

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by fukuigokoku | 2009-02-04 09:52 | 思うところ | Comments(0)