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“なかとりもち” として

人権とは

今朝FMを聞きながら書類の整理をしていて、あるニュースに手を止めこれを記しています。

日本弁護士連合会が、1月11日現在で死刑が確定している79人の死刑囚に対してアンケート調査を実施し、その結果が公開されたという報でした。

それを聞き、すぐにネットで検索してみると、社会ニュースのトップに記載がありました。

結果を抜粋します。(回答者は79人中58人) 参照 YAHOO!NEWS
・26%の人が面会者がいない
・面会の相手は弁護士と親族にほぼ限られる
・収容されている部屋は4畳前後の独居房
・69%が窓に曇りガラス等の目隠しがある
・43%は日差しが入らない
・運動や入浴も全て1人

死刑囚に自由に意見を書いてもらった結果は次の通り。
・部屋から空が見えるようにして欲しい
・親族以外との面会を認めて欲しい
・他の収容者と話がしたい

これを受け、日本弁護士連合会は法務省に処遇の改善を求めているということです。


この事に違和感を覚えました。
死刑囚の方にも人権があるのは理解します。しかし、この方々は我々の世界の中で、絶対にしてはならない事を犯した方々です。
真っ当な生活をしていた、何の関係も何の罪もない人々が、その方々の欲望のままに殺められた。その方々の生命はもちろん、ご遺族の深い悲しみというものは私達の理解を遥かに超えたものがあるでしょう。

どちらの命が大切か、またどちらの立場を尊重すべきかとは言いません。
しかし、FMからは、余りにも死刑囚が可哀想で、その処遇を改善してあげなければならない!というように聞こえました。
本当にそうなのか? もっと改善しなければならない事は他にあるのではないか?
こう話す方々は、ご自身の身内が殺められても同じことを言えるのだろうか?
疑問です。


また、昨日保護司の研修会に参加させて頂いた際に、「刑務所の収容者が大幅に増えているため、刑務所に収容せず止む無く執行猶予扱いとなる者が増えている。その執行猶予者が再犯を犯している現状が見られる。」と聞きました。

ご存知だとは思いますが、この刑務所に収容されている方々にも、私達の税金が使われています。この方々にも人権がある。それも理解しますが、何かスッキリしない部分があるのは私だけでしょうか?
by fukuigokoku | 2006-03-16 10:49 | 思うところ | Comments(0)