2014年 10月 11日
伊佐奈岐宮・伊佐奈彌宮 遷御の儀
所役は御鉾奉持。
御宝物である御鉾を持たせて頂く所役です(^^)
神宝とよぶに相応しい誠に立派なものでした!
その重さも大変なもの(^^;
一日経った今も、腕が少し痺れています。
正に神の重さを感じつつ、奉持させて頂きました。
12ある別宮の中で、この両宮の遷宮は内宮の第9回遷宮にあたる斉衡2年(855)と記録されています。
今から1,100年以上も以前から続く重儀にご奉仕させて頂いたのかと思うと、本当に貴重な経験をさせて頂きました。
川原の大祓からの2日間。
お祭に向けての心構えも、改めて大事にしなければならないと感じた次第です。
奉仕中、何故か西行法師が詠まれた
「何事のおはしますをば しらねども かたじけなさに 涙こぼるる」
の歌が思い出されました。
目には見えない大きな力を感じたのかもしれません。
今回のご奉仕の機会を頂いた皆様、そして送り出して頂いた職員の皆さんに心から感謝を申し上げます。
ちょうどネット上ではありますが、伊勢志摩経済新聞で伊佐奈岐宮と伊佐奈彌宮の式年遷宮行事のフォトフラッシュがありましたので見ていたところです。
御遷宮というと内宮・外宮の両宮のみがクローズアップされますがちゃんと別宮も諸行事を催行しながら進められているのですね。川原大祓とかは内宮にときの一回をもってその後すべての諸行事をされているものと思っていました。
あらためて、丁寧に丁寧にお祭されているのだなと思った次第です。行事にご奉仕された禰宜さんが、さらに長生きされるようでうらやましい限りです。私もあやかりたいです。(笑)
本当に素晴らしい経験をさせて頂けたと思っています。
浄闇の中、炎に照らされた境内を、『御』とともに歩めた事は忘れられないと思います。またお話をさせて頂きますね(^^)
毎月のお粥で長生きできますよー♪